WordPress Ver.5.0のエディタ機能「グーテンベルグ」の概要と問題点

wordpress グーテンベルグ

WordPress Ver.5.0のエディタ機能「グーテンベルグ」について

現在運用しているWordPrsesのダッシュボードに「新しい、モダンなパブリッシング体験がもうすぐやってきます」という通知が出ているのに気付いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

近々公開されるWordPressバージョン5.0では「グーテンベルグ」と呼ばれる全く新しいエディターがWordPressに搭載されます。

元々、早ければ8月頃に公開されるという話だったのですが、現時点ではまだ未公開の状態のようです。

WordPressでは「TinyMCE」というビジュアルエディタを古くから利用してきましたが、ここにきて全くゼロから開発したWordPress専用のエディター機能に差し替えられることになりました。

新しく搭載されるこのグーテンベルグというエディターは、見た目の通りにコンテンツを編集でき、コンテンツを積み木(ブロック)のように積み重ねて構築出来るという、画期的な機能を搭載しています。

この機能に興味がある場合は、下記のサイトでグーテンベルグのエディターを体験することが出来ます。

https://ja.wordpress.org/gutenberg/

左上の+ボタンからブロックを追加でき、ビジュアルモードでコンテンツを編集する自由度が非常に高くなりました。

WordPress Ver.5.0「グーテンベルグ」の問題点

大変素晴らしい機能に思えるのですが、ひとつ大きな問題があります。

このグーテンベルグは「テーマ」側でグーテンベルグに対応しないと、コンテンツの編集機能が正しく動作しません。見た目の通りに編集するためには、テーマをグーテンベルグに正しく対応させる必要があります。

例えば現時点での問題点をいくつか紹介します。

  1. 見た目の通りに編集するためには、グーテンベルグのエディター上で正しくサイトの見た目が反映されるようにカスタマイズを行わなくてはなりません。また、カスタム投稿タイプ毎に見た目の変更ができるかどうか、現時点ではまだカスタマイズに関する情報が少なく、手探りでの調査になります。
  2. エディター上で挿入できる積み木(ブロック)の内容についても、HTML側で対応していないものは外したり、逆に必要なブロックは定義してあげるなど、カスタマイズが必要です。そのままの状態では、現状のサイトに最適化された状態で編集することは出来ません。
  3. HTMLコードの編集機能が無くなりました。よって、HTMLソースをみて編集することができなくなります。(積み木単位でHTMLソースを編集することは出来ますが、全体のHTMLソースを編集することができません)
  4. カスタム投稿タイプを使っている場合で、本文入力欄が存在しない投稿タイプは、投稿画面そのものが真っ白になって表示されなくなる等の問題が発生します。(現時点でのバグなのか、正式仕様なのかハッキリしませんが、このままリリースされれば結構な数のサイトで大問題になります)
  5. カスタムフィールドの追加に「Advanced Custom Field」を使っているユーザーも多いと思いますが、このプラグインでカスタムフィールドを挿入している場合に、タイトルとエディターの間にカスタムフィールドを表示させている場合、こちらも動作しなくなるようです。(ただ、こちらはプラグイン自体がグーテンベルグ対応を謳っていますので、バージョンアップで解決しそうではあります)

カスタム投稿タイプが正しく動作しなくなったり、エディター機能が刷新された影響で、コンテンツが任意に編集できなくなってしまう恐れがありますので、安易にアップデートを行うのは非常に危険です。

利用されているテーマやプラグインがグーテンベルグ対応を行うと名言しているのであれば、アップデートされるまでは現時点ではWordPressバージョン5.0へのアップデートは控えるようにしたほうが賢明です。

また、独自に開発したテーマを利用している場合には、開発元にグーテンベルグ対応の確認を取り、どのように対応するべきかの指示を仰いでください。

なお、WordPress側でも既存のエディター機能を「プラグイン」として用意しているということで、バージョン5.0になったとしても、そのプラグインを利用することで以前と同様のエディター機能を利用することが出来るようになるようです。

セキュリティ対策等の問題から、テーマ対応を待たずにバージョン5.0にアップデートされる場合には、当該のプラグインを導入し、エディター機能を旧機能に戻してから利用するようにしてください。

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